King Gnuの最新曲、というか現在(2021/12/21)まだCD発売されていない一途という曲のタブ譜付き動画をアップロードしました!
今回楽譜制作するきっかけになったのは生徒さんがこの曲を弾きたいと言ったので、いつもなら市販の譜面買ってもらったりしているのですが、私も楽譜販売しているのでたまには最新曲も楽譜書いてアップロードしよかなと思ったのです。
そしてその生徒さんが、King Gnuはライブと原曲でかなり違う感じになることが多いので、原曲の方がいいと言ってたので、MVを見ながら、FNS歌謡祭の動画もあがっていたのでそちらも確認しつつ、楽譜を制作したのですが、本当に結構違ったんですよね。。。
いやむしろ俺の聴き間違いか?とか思ったのですが、センターキャンセルとか右だけ聴くとか左だけ聴くとかそういう機能使って聴いてもどうしても違うように聴こえたんですよね。。。
問題はイントロや間奏で使われているカッティングの部分。原曲ではBメロ?サビ?(動画のレッテルB)部分でも使われている16分のパターンですね。
まず原曲のイントロ部分
次にライブバージョン。
違いとしては2,4,6,8小節目の頭休符部分にブラッシングみたいな、おそらくリズムとりやすくするためやと思うのですが音が入っています。
そして2小節目の4拍目、2弦が12フレットと10フレットで違ってます。これは確実に音源とライブで違ってましたね。
そして3小節目、3弦に7フレットが入ってるか入ってないか。これは何回も聴き直したんですけど、7フレット聴こえるんですよね。
普通コードAに対してはアボイドノートになるので入れないのですけど、イントロは入ってるように聴こえたんですよね。もう一つのギターパートがAメロのカッティングパターンやとしたら確実にあたるのですが、イントロはもう一つのパートが単音でルートを弾いているようなパターンなので、これでも違和感ないんですよ。
ちなみにサビではAメロのカッティングパターンが入っているのであたるのを避けるためか7フレットの音がなくなっている代わりにうっすら6フレットっぽい音が聴こえるのですが、これは空耳かなと思いましたのでyoutube上では7フレット消してます。まぁ私は思いっきり7フレット弾いちゃってるんですけどね笑 その代わりバッキングパターンをパワーコードにしてあたるのを避けているという。。。
あとは4小節目のBbコードに対して3弦4フレットが入っているか入ってないか、Gコードに対して3弦が8フレットか7フレットか。普通Bbに対しては4フレットは弾かない、弾くとb9というテンションノートを含むのでかなりエグい感じになります。
そしてGの方もライブで7フレットになっているように普通に考えると7フレットが正解なのですが8フレットにして、これがb13というテンションになるので、同じくエグい感じになります。
原曲聴いてみるとここがなんか変な感じに聴こえてるのですがおそらくこれやと思うのですが。。。
もし動画リンクからこちら見てくださっている方はお好みで変えてくださいね。
あとCメロ?サビ?(動画でいうとレッテルC部分)別に原曲とライブで特別変わったことしているわけではないのですが、ここの部分の転調が面白いなと思って。
※動画ではAbm〜という形にしていたのですが、G#mの方が考え方的に綺麗になるので変えております。コードの書き方が違うだけで使われる音は同じです。
こんな感じのコード進行。
最初キーがG#m(Abm)になったんだと思ったんですよね。でもよく考えるとコード進行やギターソロの音的にD#m(Ebm)かなと思いました。(メジャーキーでいうとAからF#(Gb)という感じ。)
二つのキーの音階の違いとしては元の音でいうとミの音かファの音かの違いになってきます。
歌のメロディーではうまいこと両方でてこない笑 いや、むしろG#mに聴こえる。
ですがG#mで考えたときダイアトニックはC#ではなくC#mになるんですよね。
そしてその後に出てきているCm7b5はポップスでよくある(?)進行ですね。
有名なのでいうとキーは違いますが秦基博さんのひまわりの約束のサビ部分。
こちらはキーBbでの話ですが上昇系ですがEb→Em7b5→Fという進行になっています。
一途ではD#mですが、ひまわりの約束と比較のため無理矢理メジャーで考えるとF#。C#→Cm7b5→Bというような感じの下降系ですね。
そしてギターソロでは1弦の13フレットがファの音になっているのですが、その箇所を弾いていることが多々あります。
なのでD#mと思いました。
動画公開後にEbmじゃなくD#mの表記にしたらよかったなと思いました。まぁ単純に好みの問題なのでしょうが、その前が#系のキーなので統一したらよかったなくらいの話なのですが。そのままの表記でも間違いではないですが譜面販売するときには書き換えようかな。。。
※2021/12/24追記
よく考えてみると、同主調(CメジャーとCマイナーといった主音(トニック)が、同じメジャーとマイナーのこと)を使った平行調(CメジャーとAマイナーといった調号(#、または♭)の数が等しい調のこと)への転調方法ということに気が付きました。
今回の場合でしたら元々F#mだったのが同主調であるF#に転調、しかし2度マイナーから始まる進行なので一瞬G#mキーかなと思わせて3度7のコードでドミナントをかまし、6度マイナー、つまりF#の平行調であるD#mに着地して落ち着くという感じです。
だからあんなに自然な感じに聴こえるんだなと納得できました!!
King Gnuの曲は他にも数曲やったことがあるのですが、どれもコードや展開に一癖あって、面白いですね!!
しかしやってみると難しい。。。笑
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